タイヤは車が前に進むためには欠かせないパーツであることは誰でも知っていることですよね。
でも、そのタイヤのことどこまで知っていますか?
これまで何気なく溝が減ったら交換してきたタイヤのことを少しでも理解して安全意識を高めていきましょう!
タイヤのサイズ、表記の見方編
タイヤの役割
まず、タイヤは前進や後退する以外にも大きな役割があります。
タイヤに必要とされる4つの役割から見ていきましょう。
1.駆動力・制動力・グリップ力
エンジンからの駆動力、ブレーキによる制動力をタイヤが路面との摩擦を引き起こすことで、車が進んだり、曲がったり、止まったりすることが出来ます。
2.荷重の支持
車は車体の重量に加え、人が乗ったり、たくさんの荷物を載せたりします。
その重量をしっかり支えられる力が必要とされます。
3.振動の吸収力
タイヤは、路面から発生する振動を吸収、緩和し、快適な乗り心地を保持する役割しています。
4.摩耗の耐性力
タイヤは、路面との摩擦によって徐々に摩耗していきます。
そのため、タイヤの耐久性を高くすることで、長期的なコスト削減や燃費効率が向上することもあります。
タイヤのサイズ、表記の見方
それでは本題であるタイヤのサイズ、表記の見方を見ていきましょう。
タイヤの側面には、タイヤの幅・扁平率・構造・リム径・ロードインデックス・速度記号と表示さ
れています。
その他、タイヤのブランドロゴや種類、製造年週等が記載されています。
表記方法にはパターンがありますのでいくつかご紹介していきます。
1.165/65R15 81S
・タイヤ幅165mm、扁平率65、ラジアルタイヤ、15インチ。
・81はロードインデックスで、最大荷重462kgまで。
・Wは速度記号で最高速度が180km/h。
2.205/55R16 91V SL
・タイヤ幅205mm、扁平率55、ラジアルタイヤ、16インチ。
・91はロードインデックスで、最大荷重615kgまで。
・Vは速度記号で最高速度が240km/h。
・SLはプライレーティングで、スタンダードロードの意味であり、通常の荷重を扱える
ことを示しています。
3.265/60R18 110H M+S
・タイヤ幅265mm、扁平率60、ラジアルタイヤ、18インチ。
・110はロードインデックスで、最大荷重1060kgまで。
・Hは速度記号で最高速度が210km/h。
・M+Sはプライレーティングで、マッド&スノーの意味であり、雪道や悪路でも走行可能
であることを示しています。
扁平率とは
偏平率とは、タイヤの断面幅(S)に対する断面高さ(H)の比率を表す数値です。
タイヤの製造年週
タイヤの製造年週
タイヤには製造年週が数字で表されています。
最初の2ケタが製造週、後ろの2ケタが製造年となりますので、
4922は2022年の49週目に製造されたことになります。
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